【新唐人2014年11月21日】北京当局の各種の規制措置で、APECの開催期間中、北京では青空が現れましたが、会議終了後間もなく、深刻なスモッグが再度北京や周辺地域を覆っています。
中央気象台によると、北京、天津、石家荘地区のPM2.5の数値は、18日夜間から上昇し始め、19日早朝には「重度の汚染」レベルに達しました。
20日午前6時の時点では、北京、天津、河北省、河南省、山東省、山西省などの地区では、中レベルの汚染が観測されました。うち、北京市南部、天津市西部、河北省南部、陝西省中部では重度の汚染が観測されました。
北京市民 呉玲麗さん
「ここ数日スモッグがすごいです。(PM2.5数値が)300以上です。喉が痛いです。重度のスモッグです」
河北省石家荘市 曹さん
「先日より劣ります。スモッグが現れています」
APEC首脳会議開催のため、北京当局は北京、天津、河北省、山東省などで交通規制や工場の操業停止などの強制措置を取りました。北京では数日間の青空が見られましたが、APEC終了から1週間もしないうちに、再びスモッグが現れました。
河北省石家荘市 曹さん
「形式主義です。PM2.5を治めないと外国首脳がこなくなるから、メンツのためです。当時多くの工場が休業し、会議が終了すると元に戻りました。根本を治さないのです」
一方、北京市民の呉(ご)さんは、当局のスモッグの改善は風に頼っており、APEC期間中に現れた数日間の「APEC青空」は、庶民の犠牲と経済の停滞を引き換えにしたものであると憤慨します。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/11/20/a1155582.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)